犬100匹放置でブリーダーを告発 朝日新聞 4/26
埼玉県大宮市の犬繁殖業者(ブリーダー)が、飼育中の100匹近い犬を放置して餓死させるなどしていた問題で、動物福祉団体「サラ・ネットワーク」(東京都府中市、谷野加寿美代表)のメンバーらが26日、この業者を動物保護管理法違反(遺棄、虐待の禁止)と狂犬病予防法違反の疑いで埼玉県警大宮西署に刑事告発した。同署は告発を受理し、捜査を始めるという。
サラ・ネットワークなどによると、この業者は大宮市郊外で犬の飼育や販売をしていた。しかし、2月に「犬が死んでいる」との情報が入り、調べたところ、多数の犬が飼育施設内で白骨化するなどしていた。死体状況などから100匹近くが死んだとみられる。
業者が行方不明になったあとは、犬にえさや水を与えていなかったとみられる。法律で義務づけられている登録や予防接種もしていなかったという。
放置されていた犬12匹とともに大宮西署を訪れた告発人のひとり、谷野代表は「悪質なブリーダーは多く、今回の告発が悪質業者を追放するきっかけになればいい」と語った。
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